菱目打ち機作成 - 2019.07.10 Wed
レザークラフトは、革が1mm以下の薄さだと専用の針と押さえにすればミシンでも縫えるのですが、たいていは手縫いです。縫う前に菱目打ちというフォークみたいな器具を木槌でドン!と打って縫うための穴を開けます。







かなり大きな音がするので夜間作業は無理だし、昼間でも近所迷惑だろうけど仕方ないよねと思いながら作業しています。ネットでは器用な人が静かに打つための菱目打ち機(ハンドプレス)というのを自作して7000円~で売っています。高いしそこまでいらんしなと思っていたのですが、これは刻印を打つのにも使えるんじゃないかと気づきました。刻印を打つのは指でギューっと押して毎回指が攣って大変なのです。材料費3000円で出来るとあるし刻印が楽になるなら作ってみようかと。
”菱目打ち機”で検索するとたくさんでてくるので、いろいろ見て参考にし材料を買いました。だいたい2300円くらいで揃いました。
・トグルクランプ 1230円(ホームセンターにないのでネット購入)
・ドリルチャック 670円(ホームセンターは高価なのでネット購入)
・ボルト、ネジ 330円
・木 60円(廃材コーナーでお安く購入)
しかしながら持ってない器具や接着剤も必要。電動ドライバーで作業しようとトルクを回したら壊れてしまったので新たに購入。写真にはないけど穴をあけるドリルビットも買ったので6900円もの出費に!でもホビー用の電動ドライバーでは穴を開けるには力不足だし、前からもうちょっといいのが欲しかったので悔いはなく。ちなみにドリルチャックって電動ドライバーにくっついてるものだと初めて知りました。
・強力木工用ボンド 600円(ホームセンターにないのでネット購入)
・金属用接着剤 730円
・クランプ 110円
・電動ドライバー 4300円
・ドリルビット 1190円(ホームセンターは高価なのでネット購入)

のこぎりで切って、電動ドライバーで穴をあけて。

ボンドで貼って、ボルトで留めれば完成。

ゴム板を敷いて、ドリルチャックに菱目打ちを挟んで高さを調節し、トグルクランプを下におろすと音もなく穴があきました。力もまったくいらずにらっくらく~

さて刻印はどうか。木片で高さを調節し、濡らした革を置いて、マスキングテープで巻いた活字の上に、力が均等に伝わるよう平らな金属プレートを置いてクランプを下します。

おおぉぉ~!押す力がめちゃくちゃ必要な大き目の刻印もしっかりついています。

めっちゃいいもん作ったわ~、大満足です。
【追記】

木は廃材を利用したので矢印の部分は接ぎ木して綺麗に成型したものだったのですが、クランプを目一杯押して無理な力をかけすぎたら、この部分が外れてしまいました。

強力木工ボンドを塗って接着し、両サイドを金属プレートで留めておきました。木槌で叩いたけど隙間があいてしまいましたが、プレートがあるので大丈夫だろう。

型抜きにも使えるかなとチャレンジしましたが無理だったようで。
型抜きはこれまで通り木槌で叩くことにして、ハンドプレスはあまり力をかけすぎないように使います。
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>さくらこさん
こんにちは^^
木工はほとんどやらないのですが、以前に革の手縫いをするための台(レーシングポニー)を作ったので、ちょっと慣れてたというのもあります。
それもこれもですが、あるのとないのでは作業の楽さが違うので、作ってよかったです(^^)v
電動ドライバーも新調したことだし、今度は木工にもチャレンジするか!?
どこへ行こうとしてるんだ、私は(^^;
木工はほとんどやらないのですが、以前に革の手縫いをするための台(レーシングポニー)を作ったので、ちょっと慣れてたというのもあります。
それもこれもですが、あるのとないのでは作業の楽さが違うので、作ってよかったです(^^)v
電動ドライバーも新調したことだし、今度は木工にもチャレンジするか!?
どこへ行こうとしてるんだ、私は(^^;
レザーの手作り作品を見せて頂きながらいつも器用だし根気もいるし と
思っていましたが、今度は作品用の道具?まで、凄いです!